ハーレーの車体の特徴は年式によって違う事も

ハーレーが始まったのは1903年のことで、この時代から現代にかけて数え切れないほどのモデルが登場しました。戦争や景気の影響で開発規模が小さくなった時期もありましたが、この不遇な時代でも新しいエンジンなどの機構を創造していたおかげで、戦争が終わってからは生まれ故郷のアメリカだけではなく世界中で知られるメーカーに育っていきました。

これだけ長い歴史があると、製造年の型による違いも出てきます。ハーレーは大きく分けて5つのファミリーに分けられていてそれぞれに特徴がありますが、年式が違うとファミリーの特徴と離れた感じの車体が出てくる事もあります。例えば、スポーツスターファミリーは街乗りや初心者に適したファミリーですが、これば1996年〜2003年とそれ以降(2004年〜)では仕様が分けられています。1996年〜2003年まではリジッド仕様で、エンジンが旧式なのでハーレーらしいトルク感が感じられました。

現代の仕様と比べるとフレームも細くカスタマイズの幅が広いです。ハイウェイを走り続けるのは辛いものの、街中で乗るオートバイとしては適していました。これに対して、2004年以降に登場したのがラバーマウント仕様です。クルーザーの感じが強く、安定感があって壊れにくいのが特徴です。

ただし、リジッド仕様より25kg増で、大柄なのでカスタムがしづらくなっています。不快な振動を和らげるためにゴムが緩衝材として使われているのですが、スポーツファミリーらしい軽量感が少なくなっています。年式によってこれくらい違う事もあるという事です。